一般的なブリーチとケアブリーチの違いは？メリットや注意点をご紹介

思い通りの色にカラーリングするには、ブリーチは欠かせません。しかし、一般的なブリーチは髪への負担が大きいため、敬遠していらっしゃる方も多いでしょう。ケアブリーチは、髪に負担が少ないブリーチとして人気が高まっています。そこで、一般的なブリーチとケアブリーチの違いや、ケアブリーチのメリットや注意点についてご紹介します。

1. ケアブリーチとは？

ケアブリーチは通常のブリーチよりも髪にやさしく、同時に保湿や修復の要素が含まれているブリーチです。髪を漂白するだけでなく、同時に補修や保湿を行い、ダメージを最小限に抑えることを目的に作られています。

1-1. ケアブリーチのメリット

ケアブリーチは、通常のブリーチよりも髪への負担の少ないことがメリットです。指通りや手触りも良く、ブリーチをした後もハリやコシが失われにくいというメリットもあります。繰り返しブリーチをしても、髪がダメージを受けにくいのがメリットです。

1-2. ケアブリーチの施術時間

ケアブリーチと一般的なブリーチは、ほとんど同じ施術時間です。放置時間は髪質や毛量などによって異なりますが、通常5分～30分ほどです。カラーリングと合わせて、2時間ぐらいと見積もっておくと良いでしょう。

2. 一般的なブリーチとケアブリーチの違い

一般的なブリーチとケアブリーチには、どのような違いがあるのでしょう。髪へのダメージや仕上がり、値段の違いという3つのカテゴリーに分けてご紹介します。

2-1. ダメージの違い

一般的なブリーチとケアブリーチの違いは、髪へのダメージです。一般的なブリーチは、薬剤を使って髪のメラニン色素を除去し、髪を明るくします。そのため、髪を乾燥させ、キューティクルを傷つけてしまうのです。一方で、ケアブリーチは髪のダメージを軽減するために、保湿成分や補修成分が追加されています。髪を漂白しながらも、できるだけ髪を健康な状態に保とうとするアプローチを取ります。そのため、髪へのダメージが少なくなるのです。

2-2. 仕上がりの違い

一般的なブリーチとケアブリーチの違いは、仕上がりです。ケアブリーチは、保湿成分や補修成分を豊富に含んでおり、髪を漂白する際にも髪の水分を保ちます。結果として、髪の乾燥やダメージが一般的なブリーチよりも軽減され、よりしっとりとした仕上がりが期待されます。ケアブリーチは、キューティクルの保護に焦点を当て、キューティクルを大きく傷つけません。

2-3. 値段

通常のブリーチとケアブリーチは、値段が違います。ケアブリーチは保湿成分や補修成分を含んでおり、これらの成分は製品の製造コストを増加させることがあります。一般的なブリーチは、漂白剤で構成されているため、製造コストは比較的低い傾向です。通常、1000円～3000円ほどケアブリーチの方が高く値段設定されています。

3. ケアブリーチの注意点

ケアブリーチは髪にやさしいブリーチではあるものの、注意すべき点がいくつかあります。代表的な注意点は、次の3つです。

3-1. 複数回の施術の必要な場合がある

ブロンドなど明るい髪色にカラーリングするには、しっかりと色素を抜かなければなりません。しかし、ケアブリーチは髪へのダメージを最小限にすることを前提に作られている薬剤であるため、一般的なブリーチよりも脱色力は強くありません。そのため、希望するカラーによっては、2回以上の施術が必要な場合もあります。

3-2. パーマや縮毛矯正は時間を空けてから

パーマや縮毛矯正など、髪に負担がかかる施術は、ケアブリーチと同時に行うのは避けましょう。時間を空けてから行うことが推奨されます。ケアブリーチは髪に負担が少ないといっても、ダメージはゼロになりません。薬剤や熱を使う施術と一緒に行うと、ダメージを促進させる可能性があります。

3-3. ホームケアを行う

ケアブリーチは髪にやさしいブリーチとはいえ、ホームケアはしっかり行い髪をダメージから守ることが大事です。髪がパサつかないように、トリートメントやオイルでケアしたり、洗髪後は髪をしっかり乾かしたりしましょう。ホームケアは1回だけでなく、継続して行うことが重要です。ご自身の髪質に合うトリートメントは、スタイリストに相談すると良いでしょう。

4. まとめ